先日なじみの中古車屋さんから納車したキャラバンのエンジンの調子が悪くなるので見てほしいとの依頼があったので、まずは現車確認。
お客さんの話しでは30分ほど走ると一気にエンジンに力がなくなり走れなくなるとのこと。
まずは診断機にて身体測定。
エンジンには何もコードは入っていなかったがATには2速ギヤ比異常のコードが入っている。
が、とりあえずはいったん切り離して考えよう。
エンジン暖気後の不調はいくつか可能性があるので、経験や憶測だけに頼らず各データを正常値からしっかり記録して不調が出た時に照らし合わせて追い込んでいく。
結果的にはフロント側O2センサー異常だった。 温度が一定以上になると電圧が一気に異常値へ振れて不調となる。
以前はO2センサーが故障してもそれほど空燃比に影響を与えない場合が多かったが、近年は細かくO2のデータから燃調と点火時期を決めているようだ。
チェックエンジンも点灯せず、トラブルコードも残っておらず、常時症状が出ない今回のようなケースは診断機による各種データの採取は必須であると強く感じる。
逆にこのように診断機がない、又は使いこなせない車屋さんは今後は生き抜くことはできないだろう。
他にはGDBインプレッサ
そろそろオーナー様は各部のオーバーホールの時期ですよ。
この車両もパワステポンプからオイル漏れ。 そして定番のロッカーカバーからのオイル漏れ。
こちらは以前のGC8時代からはだいぶ改善されて漏れにくくはなりましたけどね。 BGレガシィやBHレガシィ、GC8インプレッサあたりは車検時にほぼ100%漏れているか滲んでいましたから(・。・;
あとは名車AE86のアライメント。
今まではグリップとドリフトの中間を狙ったセッティングで、サーキットから峠を意識していましたが、今回は完全にドリフトに的を絞ったセットアップに。
予算の都合上ナックルの変更はなし。 追加でやばそうなブレーキホースも交換することに。
キャンバーを大きくネガに。 と言ってもロアアーム延長ではないので限界があり・・・。
車高はなるべく足の動きと使用するタイヤとのバランスを見て変更。 結構高くしました。
最近の主流でもありますが、車高も高めになってきていますね。
これは何年も前から僕が言っていることなのですが、車高はなるべく低くしすぎないように。 ノーマル値から大きく外し過ぎないように気をつけています。
メーカーはメンバーや各アームの取り付け位置等をノーマル車高を基準にしてセットアップしているわけで大きく車高を落とすといくらロールセンターアダプター等をつけたところで補正しきれない部分もあり、また、サスペンションもある程度のストローク量を確保して荒れた路面やギャップ走破性、そして急激な荷重変化時にもしっかり足が路面を捉えていることが大事であり昨今のドリフトのようにハイパワーかつ高スピードになればなるほどトラクション性能と足回りによるコントロール幅というのがキモになってきます。
今回はフロントを適度に飛ばしてフルカウンター時に転がり抵抗を抑えつつグリップはタイヤで補うという目的のセットに。
リヤはAE86の場合、車高と減衰くらいしかいじれないのですが(;^ω^)
そして仕上がり翌日に大雨の中サーキットへいって現地にて出張で細かいセッティング。
だいぶ動きはよくなってはきたので、あとはオーナー様にしこたま練習してもらいましょうか☆彡
他にはポルシェのナビ不良の修理したり右リヤのドアロックモーター交換したり
そんなこんなで10月も過ぎ去っていきました。
今年も早2カ月を切っていますね。 やり残したことはありすぎるので急ピッチで自分追い込んでいかないといけないですね、これは(;´・ω・) では。