競技車両からアウトドア車まで幅広く対応いたします!とにかく車が好きで車をとことん楽しみたい方のカーライフを大のワンちゃん好きのプロメカニックがお手伝いいたします☆

KMX

ちょっとウンチク(笑)

理想的なブレーキとは?

投稿日:

 

こんにちは。  木全です。

ここ連日暑くて暑くてなかなか作業もはかどりません(;^ω^)

いつも思うのはいっそのことこの時期だけ夜間営業にしようかな・・・と。  でも、夜中に近隣の方にご迷惑をかけれないのでムリなのですが・・・(^^;

 

山奥に移転したらやろうかな(笑)

 

 

さて、今日はモータースポーツの競技車はもちろん一般車にもとても重要なブレーキのお話しです。

 

 

 

 

僕は一般道からサーキットまで一番重要なのはブレーキだと思っています。   もちろんエンジンも重要ですよ。  シャーシもサスペンションも。

 

でも、まず「止まれるか」を優先すべきなんですよね。

 

そしてこのブレーキのセッティングによって良い車か悪い車かをも決めてしまいかねないのです。

では、僕が「良い」と判断するブレーキとは?ですが

 

 

 

 

・サーキット   (ミニサーキットなのか国際コースなのか。 )

・ドリフト

・ジムカーナ

・ダートラ

・ラリー

 

これらの競技別でも変わりますし、ドライバーによっても変わります。

 

全部書くと長くなりすぎるので(^^;今回はグリップ走行でのブレーキについて考えていきたいと思います。

 

 

と、その前にセッティング以前の問題でしっかりブレーキングできていますか??

 

 

 

ブレーキ

 

 

僕のお客さんには耳にタコができるほど言ってるんですが

プロとアマチュアの一番の違いはブレーキの掛け方だ!!!と言っています。

 

 

ハッキリ言ってアクセルはサルでも踏めますし、プロよりもアマチュアの人の方がアクセル踏んでるひともいるくらいなんですよ(-_-;)

 

ではどんな踏み方がいいのか?ですが、車両にもよりますが

 

ドカーーーン!!!!

です。

 

ドカーーーン。

 

 

意味が分かりませんか?(笑)

 

 

ストレートアクセル全開からから1コーナーにフルブレーキングで入っていくイメージをつくってください。

では右足の一連の動作を追っていきましょう。

 

*ここでは左足でのブレーキングが可能なドグミッションではなく一般的なミッションで考えます。

 

①アクセル全開

②ブレーキング

③ハンドルを切ると同時に徐々にブレーキを緩めていく

 

 

このような動作になると思います。

まず①から②への間に空走距離というのがあります。  車校でも習ったことがあるかと思いますが、アクセルペダルからブレーキペダルに右足を移行する際に早い人でコンマ数秒。遅い人だと数秒かかります。

この空想距離とはペダル移行させている時間内に車が惰性で走っている距離のことを言います。

まずはこの空走距離をなるべくなくします。  なので、素早く足を動かせるように反復飛びなんかのトレーニングをおススメします。

 

 

次にブレーキングですが、ここでドカーン!と蹴っ飛ばすようにブレーキペダルを踏みます。ブレーキは踏めば踏むほど油圧がマスターリンダーから伝わりブレーキを強めていきます。

素人やアマチュアの方はブレーキングする際に数字で表すと

 

ブレーキ開始→30%→50%→70%→90%という感じで徐々に強めていきます。

 

では、プロはどうでしょうか?

 

ブレーキ開始→100%→95%

 

このようなイメージです。

 

まずドカンをペダルを踏みABSなし車両はロックするギリギリもしくは若干だけロックさせてから少し抜いて調整。  ABSあり車両はABSを効かせるかそのギリギリの踏力まで抜いて調整。

だから100%から95%になっているんです。

実際には路面状態等で踏力は変えますが、イメージとしてはこのようなイメージを持ってください。

 

アマチュアの方を僕の競技車両の隣に乗せると必ずと言っていいほど「めちゃくちゃブレーキ効きますね!!」って言うんですけど、それは「効かせてる」んですって答えてます。

 

そのためには踏力がアップするようなトレーニングは絶対に必須ですよ♪

 

 

 

いかがでしたか??

 

ブレーキングはもろに腕の差がでます。  しかもエンジンを速くしようと思ったらお金が掛かりますが、ブレーキで速くなるのはあまりお金がかかりません。

 

ブレーキがうまくなれば荷重コントロールも上達するし、そうなると車を意のままに操りやすくなります。

 

僕はブレーキのあまいお客さんやアマチュアの方の隣はスピード域が遅くても死ぬほど怖いので隣には殆ど乗りません(笑)

 

 

ぜひ、この考え方を実践してみてタイムアップを図ってみてください^^

 

 

 

-ちょっとウンチク(笑)

Copyright© KMX , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.