どうも!またも夏ぶりの投稿になってしまいました(;^ω^)
仕事とその他がめちゃくちゃ忙しく更新できず・・・。
気が付いたら秋も通り越して冬の気配が。 それもそのはずもうすぐ12月ですもんね。
いつも言ってますが、何か始めたり動いても1日。何もせずぐうたらしても1日。
命ある限りいつかは必ず死ぬことが決定しているので1日を無駄にせず全力で生きていきたいものですね。
さて、作業内容は細かいものまで載せてていたらキリがないので・・・・
大きなものだけすこ~~しご紹介(‘;’)
まず3年くらい放置されていた180SXの復活作業。とアップデート作業。
メチャクチャ大変でした。錆やら何やら・・・。
当然油脂類は交換としても放置車を動かずのは大変です。 そして大方普通に動かせるようになったのでカム交換して当社が正規代理店になっているLINK ECUの導入。
今やLINKは飛ぶ鳥も落とす勢いですね。
特にドリフトのD1では圧倒的なシェアを誇っています。 やはりフルコンにも関わらず比較的安価(性能を考えたらありえないくらい安いと思います)でファームウェアのアップデートも頻繁にしてくれる。
さらにMOTECのようにアンチラグ等は追加で購入しなくても良いし、機能も多岐にわたる。
マップも例えば普通の街乗りとサーキットバージョンと分けることもできるし、ラムダセンサーを追加すればリアルタイムでフィードバック補正もかけれるし
ソレノイドを追加すればブースト制御だってできる。しかもギヤ別に補正をかけれるので1速や2速はブーストを抑えたりできるし、車輪速センサーからデータをとればトラクションコントロールのような使い方もできる。
アンチラグだって2パターンのデータを入れれるのでLOWモードとHIGHモードにしたり使用する燃料によってもマップを切り替えたり。
インマニ形状やエキマニ形状、冷却水の経路を考慮してラムダセンサーを追加すれば気筒別で燃料噴射量・点火時期の補正もできちゃうと本当に優秀なんです。
まぁ。別褒めばかりじゃ怪しいですよね。
デメリットは現状エアフロに対応しておらずDジェトロのみなのでアイドリング付近の制御が少しラフなところ。
この辺やサーキットメインな方やバリバリ競技に出てる人なら気にならないかもしれませんがほぼ街乗りって人には少し気になるかもしれませんね。
この辺はISCの制御方法でも変わってくるので車種によってはラフって感じでしょうか。
あとはこれはフルコン全般ですが、やはりフェイルセーフ機能の優秀さはノーマルには絶対にかないません。
これはもう絶対に!です。
そもそもアンチラグ等は少なからずエンジンにとってよろしくはない機能なので絶対に壊さないマンの純正コンピュータが容認するはずがないんですよね(^-^; (とは言っても最近は純正でもアンチラグ機能のある車種も出ていますが、過給機の助走をほんの少し手伝う的な効能なのでLINKやMOTECでのアンチラグとは少し変わってきます)
気が付いたらほぼLINKのことについて書いていましたね・・・。
とにかくそれだけLINKはできることが多い!んです。しかし、その分やらなければいけないことも多い・・・ということなんです・・・。
天然自然のシャシダイを使用しセッティングも完了。
まだエンジンの腰下に不安があるためブーストは抑えめ。 ガンガン走ってください(^^♪
ここで少し筆休め。
毎日、仕事→トレーニング→夜中に家に帰る のルーティンですが、お客さんとの釣りも隙間を見つけて行ってました!と言っても頻度はとんでもなく少ないですが・・・
夏を感じる魚たち。
お次は三菱 スタリオン
いつもインプレッサにお乗りのお客さんが購入したお車。
もちろん僕自身もスタリオンを触るのは初。
構造さえ理解していれば基本的にはどの車も同じ、ですがやはりとんでもなく大変でした(笑)
まず、マニュアルもない。部品も殆どない。
部品は国内で欠品や廃番になっているものはお客さんがアメリカから仕入れてくれたのでとても助かりました。
足はエナペタルで特注。
ステアリングギヤボックスはどこもリビルト品が出ていないのでKMXオリジナルで。徹底清掃からの各シール交換。
各クリアランス調整。 耐熱塗装。
しかし、これがまた何度組んでも微妙に調子が出ず本気で頭が爆発して軽石でも出てくるかと思いましたよ。
組んではバラシ、組んではバラシの日々。 それは時には深夜にまで及び・・・。
苦労の末完璧にスタリオンのギヤボックスを攻略することに成功。
たぶん10回くらいは脱着してるので相当なマイスターになってます。
あとの作業もコツコツ時間をかけて仕上げたのでだいぶお時間がかかってしまいましたがやっつけ仕事をしたくないので・・・この辺は難しいところ。
しかし、お客さんは「時間かかっても大丈夫ですよ」と言ってくださっており、だいぶその言葉に救われました☆
ワンオフやチューニング、レストア等って本当に時間がかかるんです。
正直、考察や材料費、かかる時間を考えると完全に赤字です。 だから世間で「あそこのレストアは高い!ボッタくりだ!」なんて話しをために聞きますが、本当にそうなのか?を考えてみてほしいなと。
例えば部分レストアで100万円かかったとします。納車までに1年かかりました。 もちろん毎日その車だけを作業しているわけにもいきませんが、ほぼ毎日作業をしたとします。 実際に一本のボルトを緩めてネジ穴を修理するのに何時間もかかる場合もありますからね。
お金の価値観は人それぞれですが、(100万円!!?たけーよ!!!!)と思う方もいるでしょう。
しかし、1年は12か月なので100万円を12で割ると1か月あたり8.33万円の売り上げです。ここからリフトや溶接機等の光熱費、場所代、加工した材料費を考慮すると人件費も出ません。
1年のほぼ大半の時間かかって100万円の売り上げって企業として終わってます。
確かに明らかに法外な請求はいけませんが、今の日本人は情報や技術を安く見過ぎてるのではないかと。
サービス業って言葉を勘違いして「あれもこれもやって。サービス価格で。」と思っている節があるのかなと。
話しが逸れました・・・。ありがたいことに僕のお客さんは理解のある方ばかりで本当に助かっています。(それでも時間を考えるとサービス価格でやりすぎだなぁと思いますが・・・)
と、まぁ、そんなこんなで高速走行でオイル漏れがあり修理して無事にご納車☆彡
サービスでボディも磨いてヌルテカに(^^♪ (だから赤字になる(笑))
しかし、苦労して直した車が納車されて走り去っていく姿は何度見ても旅発つわが子を見送るようで感慨深いものですね。まぁ、子供いませんけど(‘;’)
さて、今年もあと1か月ちょっと。気合入れていきましょー☆彡