走行約7万キロのトヨタ FJクルーザーのATF及び全後デフオイルの交換です。
巷ではATFやCVTオイルは交換しなくていい説が流れていますが、私は「絶対交換した方がいい」とお客様には説明しています。
オートマやCVT内は80℃から100℃を超える場合もあるくらい高温になります。 そしてそのオイルはずっと一定の温度で保っているわけではありませんよね?^^;
走っている間は油温は上がりますが、家に帰って駐車しておけば油温は下がります。 これを何度も何度も繰り返しているんですから当然オイルは劣化していきます。
料理をされる方でしたら分かるかと思いますが、天ぷらやコロッケを揚げた油をず~~~っと使いつづけているようなものです。(温度は違いますが)
では、なぜメーカーが無交換を謳っているのかですが、私の見解では・・・
ATF及びCVTオイルの交換は非常に繊細でもあります。 小さなゴミ一つでも混入したら壊れてしまいます。 なので、安易に交換をされて壊されるくらいなら無交換を謳った方がリスクが少ない。 しかも無交換ですと15万キロ~20万キロ(早いと10万キロ以内)で壊れ始めるからそうなったら高い修理費払うより新車を購入するニーズが生まれやすい。
からなのかな、と考えています。
さて、話しを戻して7万キロのATFはどのくらい汚れているのでしょうか???
真っ黒でした・・・。
そしてオイルパンには鉄粉を付着させてAT内に循環させないように磁石が入っているのですが・・・
上が清掃前で下が清掃後です。 たくさん付着していますね。
ATフィルター(ATフィールドじゃないですよ)もゴミがありました。 当然新品に交換です。
オイル量は診断機にてATの油温を確認しながら行います。
7万キロでの交換は正直リスクも出てきますので初回は5万キロ以内での交換をおススメしますよ。 外車はもっと汚れやすいのでもっと早めの交換をおススメします。
今日のワンちゃんは~~ 大きなアデルくん^^