みなさんお久しブリーフです。 田代まさ○しです。
なんて(・。・;
ご無沙汰しておりました。
気が付いたら8月は終わって9月に入って一気に秋めいてきましたね☆
8月はかなり忙しくて体調を崩したりとバタバタしておりました。 更新を楽しみにしてくださっていた全国民のみなさま、大変申し訳ございませんでした!!
私は帰ってきた!!
伝えたい事や書きたい事は山ほどあるのですが、全て書いていたら年を越してしまいそうなので少しづつ書いていきますね^^
最近よく考えているのですが、プロの仕事ってなんだろう?と。
この記事読まれている方もお仕事されている方は多いかと思いますが、「プロ」ってなんだと思いますか??
今回は自動車の整備やチューニングでの話しを進めさせていただきますが、僕の考える「プロ」は
妥協しないこと
かなと考えています。
提供する知識に関しても僕は基本的に自分で勉強して体感したことしか話しません。誰かに聞いた話しを提供するのは自分自身が信じていないからできないんですよね・・・。
正直車業界は知ったかぶりがかなり蔓延している世界だと思います。
車の技術的な事やドライビングの仕方等・・・。 特に中古車屋さんに多いですが、有名なチューニングショップさんでも全然知識ないところって意外に多かったりするもんです。
これはもちろん業界の問題が大きいのですが、みなさんも生きていかなければいけないですし、そのお店のスタンスにケチつけるつもりはありません(;^ω^)
だからこそ、「妥協しないプロ」をみつける目をユーザー側も養う必要があるのかなと思います。
僕はそこそこ作業スピードは速い方だと思います。 昔勤めていたディーラーは「スピード勝負」的な感じだったので鍛えられました(-_-;)
それでも作業時間の目安を言うと時々「結構時間かかるね」とお客様に言われることがあります。
正直、作業内容にもよりますが他社や量販店より少々お時間かかることもよくあります。
ナビ取り付けやブーストコントローラー等やメーター等の計器類取り付け。
車高調組み付けしてアライメント調整。
車検。
チューニング。
etc・・・・。
なぜか?
それは妥協しないからです。
というのも例えば配線加工。
未だに新品ナビや計器類のセットにはエレクトロタップというのが付属されています。
車好きなら一度は使ったことがるのではないでしょうか?
僕はもう何年も一度も使っていません。
なぜか?接触不良を起こす可能性が高いからです。 というのもこのエレクトロタップは構造上、元線を切ってしまいやすいんですね。
いくつかサイズ違いがあり、配線の太さによって選択はできますが、基本的には配線の被覆だけを向くことは難しい。
ECU系や最近の車のハーネスって非常に細いので、このタップを使用してしまうとブチブチと殆どの線を切ってしまってう可能性だって十分にあり、実際にトラブルが起こった車を何台も見てきました。
そして見た目が美しくない・・・。
では、なぜみんな使うのか? ですが、配線の接続が簡単だから。 この一言に尽きると思います。
使い方は超簡単! タップに配線を乗せます。 そしてプライヤーでグッとやるだけ。 ものの数秒(笑)
簡単に使い方を紹介すると・・・
こいつに電源ハーネス(赤線)と割り込ませたいハーネス(緑線)を乗せます。
あとはプライヤーでグイッと一杯やっちゃってください(・。・;
完成!(笑)
一方、僕の場合は被覆を向いて配線同士を捩じり合わせ結束。 スプライスで固定。 その上に収縮チューブか融着テープにて絶縁。
スプライスが使えない箇所は少量のハンダで対応。 ハンダも割れも考慮して場所や量を調整しています。
どうでしょうか?
たかが配線ですが、この違いです。
もちろん後のトラブルも後者の方が起きにくいのは明白です。 もしタップで結束した配線が初めはかろうじてついていても車は走っている間は絶えず振動していますから、切れてしまったら?
しかも運悪くそれが車体の金属部に振れてしまったら?
基本的にはヒューズが切れるだけですが、ヒューズを使って結していなかったら・・・・。
車は一気に燃え上がります。
車なんて可燃素材たくさん使っていますから一瞬で炎は広がってしまいますよ。
例えばブーストコントローラー。
大事なタイムアタックやレース時に電源が入らずブーストが0.6とかしか、かからなかったら?
お金もたくさんかけて練習もたくさんして気合い入れて臨んだのにそんなつまらないトラブルなんて本当にアホくさくないですか?(-_-;)
そういうトラブルを起こさないために「妥協しない」のがプロかなと僕は思っています。 僕の作業が時間がかかる理由でもあります。
もちろんデメリットもあります。 時間がかかることや原価がかかってしまうこと。
ナビ取り付けやその他の作業ってがんばれば自分でもやれることってたくさんあると思いますし、もちろんそれも車の楽しみ方の一つだと思います。
ですが、お店に依頼する時はぜひ妥協しないお店に依頼していただきたいと思います。
しっかりした知識と技術がないお店に作業してもらったあなたの車。 フロアカーペットをめくったらこんな状態になっているかもしれませんよ~
とは言っても僕もまだまだ知らない知識がたくさんありますし、ミスをしてしまう時もあります。
だからこそ、「品質や技術はより良く、けれどもなるべく時間を掛け過ぎないように工具や材料をきちんと整理整頓するなどして効率化を図る。再度のチェックで見落としがないか確認する。」などの努力も妥協しない要素の一つなのかな、なんて考えたりもしています☆
では、また!!! カワバンガ!