こんにちは! 毎日暑いですねー。 これぞ夏!ですが、ありがたい事になんだか今年は夕方には割と涼しかったり感じます(‘;’)
1番稼働している日中の工場内は灼熱地獄なので、少しでも涼しい方が助かりますけどもう少し日中の気温が下がってくれたらなぁ・・・((+_+))
それにしても早いもので今年も7月なんですね。 もう今年も折り返しです。
少し前まで寒い寒いと思ってたような・・・。
さて、今年もKMXは忙しさ全開です。 今年始まってから3日ほどしか休んでないんです(・・;)
本当にたくさんのお客様に支えられております!
ありがとうございます!!
しかしながらこんなに休みなく仕事してますが、常に入庫・作業待ちが20台はある状態でして(◎_◎;)
お待たせしてしまっているお客様には本当に大変ご迷惑をおかけして申し訳ございませんm(__)m
しかしながら適当にやっつけ仕事はやりたくないので、しっかり整備・修理・チューニングをするというのは時間が掛かってしまうのも事実。
そしてこのKMXのスタンスに共感していただける新規のお客様も増えていっております(^_-)-☆
時には中古のご依頼。時には修理だったり。
世の中にはたくさんの車屋さんがありますが、昔から闇深いのもこの業界。
ロクに車の知識もなく、適当な整備や何もせず販売したり、不完全な修理をするお店も。
ユーザー側が車の知識に疎い場合はそのお店がキッチリやっているのかどうかなんて分からないですからね。
お店も大きければイイってもんじゃありません。 ビッグ○ーターの件もそうですが、お店の大きさで判断してはいけませんよ。
大きいということは教育が行き届きにくかったり、人の入れ替わりも多くてなかなか人が育たない。けれどもその莫大な運営費を賄うためには手を止めるわけにはいきません。
これは車業界に限った事ではないかもしれませんが、商売はまじめにやればやるほど利益は減って儲かりません。
技術職は時にそうですね。如何に簡素に効率よく作業をこなして利益を上げるか。その為にはボルト1本までなかなか綺麗にできません。
しかしながらKMXは違います。
ブレーキの分解。
オイル漏れ修理。
etc…
外したボルトのネジ山部分の錆や古い液体ガスケットは全て取り除き洗浄して組付けます。なぜならボルトのネジ部分には錆や古い液体ガスケットが付着していない状態が初期状態であってそれらが付着しているという時点でボルト組付け時には正確なトルクなんて出ないんですよね。
そうなるとゆるみや異音の原因になったり、最悪はエンジン内部だとエンジンブローに繋がったりするわけです。
しかしながらそこまでやっていると先ほど書いたとおり時間がかかって全く利益は出ません・・・。
整備の工賃は整備振興会から出ている作業点数表というものを元に計算します。
例えばブレーキパッド交換なら0.6時間でそこにお店ごとに時間当たりの工賃を掛けて工賃を出すわけです。(基本的には認証・特定整備工場で月額費払ってるお店のみ閲覧できます)
しかしその作業点数表はあくまで新車の状態でその作業に精通した人間がSST(車種用の専用工具)を使用して作業した場合で計算されているというのが大前提です。
ということは10万キロ走って錆で固着したり泥が付着したりオイルが漏れて周辺をギトギトに汚れてる状態なんて想定外なわけです(◎_◎;)
なので、普通にその時点で標準の作業点数表内で作業するのはなかなか困難なわけです・・・。
そうなると更に赤字になってしまうので、大手さんや利益重視のお店は大きい修理は極力避けたり、買い替えを薦めたり、できるだけ錆除去等の洗浄を省いて作業するわけです。
もちろん全てのお店がそうだとは思いません。きっちりやられているお店もあると思います。
しかしながら整備士歴23年。独立して今年で9年目。
ほぼ遊ばずに、ほぼ休みなく、毎週事業計画を練り直し真剣に「自動車整備」という職業に向き合ってきた答えがこれだと思っています。
マジメにやればやるほど本当に利益はでません!!(◎_◎;)
だってこんなにも毎日お仕事しているのにKMXは全然儲かってないんですもん!(笑)
しかしながらやはり車は好きだし、遠方からお越しいただいているお客様もたくさんいらっしゃいます。
その信用を裏切るようなことはできないですからね。
たまにミスはしますけど・・・。
僕は別に休みや娯楽を削ってでもいい。 これからも車には真摯に向き合っていきます。
あ、ただ返信等はかなり遅くなってしまう場合が多々あります。
ボルト1本。 締め忘れたら重大な事故に繋がるのが車。
電話やらで注意力が削がれると締め忘れ等が発生します。 なので基本的に集中しているときは電話に出れないこともありますし、修理やカスタムはオンリーワン的な作業が多く完成の見通しが付きづらい場合も結構な頻度であります。
そうなると確実な入庫の予定が立てづらくご連絡が遅くなってしまう場合も・・・。
ここだけは本当に申し訳ございませんm(__)m
と、だいぶお話しがながくなってしまいました・・・。
その拘り作業を少しご紹介。
N-BOXのエンジン不調修理です。
チェックエンジン点灯。3番シリンダー失火のフォルトコード。
しかし、再度エンジンを掛けなおすと正常だったり。 アイドリングも割と安定してるし吹けも良好。 試しにフォルトコード消去するとしばらくはチェックエン点灯せず。常に起きるわけではない状態。
まずは距離も8万キロを超えていることからイグニッションコイルとスパークプラグを交換。
しばらくは調子が良かったがまだチェックエンジン点灯。 これはまずい。 またも3番シリンダー失火のコードあり。
となると残るはインジェクターかバルブやシリンダー内のカーボン付着による圧縮不良や異常燃焼か。
全シリンダーの圧縮を計測。
1番シリンダー 0.82kg/cm2
2番シリンダー 0.8kg/cm2
3番シリンダー 0.85kg/cm2
と全シリンダー限度値を下回っておりました(・・;) そしてファイバースコープでシリンダー内を除くと・・・
ザーボンさんがいらっしゃいましたよ。
いやいや、カーボンさんです。
シリンダー内では汚い花火が起きているようです(・・;)
お見積りしてご了承いただき、シリンダーヘッドの分解を開始!
シリンダーヘッドをバラシて清掃や消耗品や不良個所の交換。
オイル管理も悪いわけではないですが、あまりいいオイルでもなかったようで。(今まで他社様でメンテナンスのお車。今回初めて少し前に車検と合わせてご依頼とご入庫のお車)
はい。
スーパー赤字な作業をまたやってしまいました。
オイルによるスラッジも他に廻れば良いわけがないので・・・。もうお見積り後なのでサービスにて作業いたします。
綺麗になりました☆彡
インジェクターも。
ピストン上部とシリンダー内も可能な限り専用の洗浄剤にて。
これだけバルブシートにカーボンがこびりついていたら圧縮も抜けて当然ですね・・・。
そしてしっかり規定値にてトルクレンチやトルクアングルゲージを使用し、組付け。
完全に息を吹き返しました!
後日、調子も見違えるように良くなったとご報告をいただきました(^^♪
車は簡単に乗り換えできます。 けど、新車ならまだしも中古車なら結局は不良な箇所がある場合もありますし、数年乗ったタイミングでまた大きな出費があるかもしれません。
今お乗りのお車を修理して新車に近づけれるのならそれが一番なのかなと思います☆彡
と、こんな感じでKMXは今日もお仕事しております!
ただ今のご依頼もお待たせしてしまうかと思いますが、何なりとご相談ください☆彡